オーストラリアのシンガーソングライター、ケイト・ミラー・ヘイキについて紹介します。
彼女はクラシック音楽のバックグラウンドを持ちながら、ポップやロック、オルタナティブなどのジャンルを自在に歌いこなす実力派です。
彼女の生い立ちと音楽の修行、最近の活躍とYouTubeにupされている曲4曲を選曲しその曲の解説を解説します。
ケイト・ミラー・ヘイキは1981年11月16日にクイーンズランド州のグラッドストンで生まれました。
母親はバレエダンサーで教師、父親は高校の校長でした。
両親が離婚した後は、母親とインドロピリー、父親とオーケンフラワーと両方で育ちました。
高校卒業後は、クイーンズランド音楽院でクラシック声楽を学び、奨学金を得て卒業しました。
その後はクイーンズランド工科大学で修士号を取得しました。
彼女はクラシック歌手としても優秀で、数々の賞を受賞しました。
また、オペラ・クイーンズランドの開発アーティストとしても活動しました。
しかし、彼女はオペラ・オーストラリアでギルバートとサリバンの曲を歌うことに興味がなくなりました。
代わりに、彼女はクラシックシンガーに背を向けて、ポピュラー音楽と作詞作曲に専念することにしました。
私の一番好きなパターンです。
音楽の基礎はバッチリ。
その実力でポピュラーソングを歌うということ。
聴きがいが有ります、
彼女は2000年代初頭からソロ活動を始め、2004年にファーストアルバム『Elsewhere』をリリースしました。
その後もセカンドアルバム『Little Eve』(2007年)、サードアルバム『Curiouser』(2008年)、フォースアルバム『Nightflight』(2012年)、フィフスアルバム『O Vertigo!』(2014年)、シックスアルバム『Child in Reverse』(2020年)と精力的に作品を発表しました。
彼女の作品はARIAチャートでトップ10入りすることも多く、ARIA音楽賞にも17回ノミネートされました。
彼女はまた、夫であるキーア・ナタールと組んだユニット「Fatty Gets A Stylist」や、「The Rabbits」というオペラ作品にも参加しました。
2019年にはユーロビジョン・ソング・コンテストにオーストラリア代表として出場し、「Zero Gravity」という曲で9位になりました。
彼女はコーチェラやニューヨーク・メトロポリタン歌劇場、ユーロビジョンなど、さまざまな場所で歌った唯一の人物です。
では、彼女のYouTubeにupされている曲4曲を選曲しその曲の解説をしてみましょう。
**The Last Day on Earth**
:これは彼女の代表曲で、2009年にリリースされました。
オーストラリアのテレビドラマ「Neighbours」のプロモーションで使われたことで人気が高まり、ARIAシングルチャートで3位になりました。
世界が終わる日に、愛する人と一緒にいることを歌った感動的な曲です。
Kate Miller-Heidke Last Day On Earth live
**Zero Gravity**
:これはユーロビジョン・ソング・コンテスト2019に出場した曲です。
彼女はこの曲を産後うつから回復した経験に基づいて作りました。
オペラとポップを融合させた斬新な曲で、高音域や裏声を駆使しています。
Australia – LIVE – Kate Miller-Heidke – Zero Gravity – Grand Final – Eurovision 2019
**Deluded**
:これは最新アルバム『Child in Reverse』からのシングル曲です。
彼女はこの曲をコロナ禍の中で作りました。
自分の感情や思考に惑わされることを歌ったダンサブルな曲です。
Kate Miller-Heidke – Deluded
**Caught in the Crowd**
:これはサードアルバム『Curiouser』からのシングル曲です。
彼女はこの曲で国際的なソングライティングコンペティション「International Songwriting Competition」のグランプリを受賞しました。
学校でいじめられていた友達を助けられなかったことを歌った切ない曲です。
Kate Miller-Heidke – Caught In The Crowd
以上、ケイト・ミラー・ヘイキについて紹介しました。
彼女の音楽は、クラシックとポップの両方の要素を持ち、感情豊かで多彩です。
彼女の歌声は透き通っていて、聴く人の心に響きます。
彼女の作品はYouTubeや各音楽配信サービスで聴くことができますので、ぜひチェックしてみてください。