ドリス・デイは2019年5月(97歳没)肺炎のため天国に旅立ったが、歌うことから引退した時の夫が放蕩を尽くし、巨大な借金を抱えたのでお金を稼ぐために、テレビで「ドリス・デイ・ショー」をやり借金を返した。
売れっ子で、大金持ちだったはずのドリス・デイの財産を食いつぶす男もひどいが、しかし高倉健のように江利チエミを見放すようなことはしない。借金は全部返し、余分なお金は動物愛護協会を作り、特に馬の保護にお金をかけ、猫や犬などの動物とを可愛がり幸せな人生の膜を閉じた。
私が初めてドリス・デイの名前を知ったのは、映画「二人でお茶を」だった。
歌って踊るシーを始めてみたので、余計、強力な印象を持ったと言える。
ドリス・デイの代表作は映画「二人でお茶を」の主題歌、Tea for Twoとばかり思っていた。
私が初めてドリス・デイを知った歌、二人でお茶をを聴きましょう。
Doris Day and Gordon MacRea – “Tea For Two” from Tea For Two (1950)
私が今思うに、ドリス・デイの映画は「カラミティ・ジェーン」一本でいいと思っている。
実在の人物だったカラミティ・ジェーンを映画化したものだが、男勝りのカウボーイスタイルで駅馬車の護衛をやっていたカラミティ・ジェーンが、一人の男を好きになり、次第に恋にめばえ女らしくなっていくのだが、主題歌がいずれも心に残る歌で溢れかえっている。
その中の一曲「シークレット・ラブ」を聴いてみよう。
Doris Day sings “Secret Love” from “Calamity Jane” (1953)
映画の中で愛の言葉を、ダコタの丘に向かって秘めた愛を歌っていたが有る。
この歌も私の心に住み憑いている。